妻が乳がんの手術後、抗がん剤治療が始まったのですが
抗がん剤治療中の食事について書きたいと思います。
入院中に妻はインターネットで調べ
私は図書館で本をいくつか借りてきて
その中で抗がん剤には食事療法が
重要だということを知り
退院後の食事療法についてアドバイスしたりしていました。
妻の食事療法中は私も同じものを食べました。
子供達はさすがに同じものを食べさせるわけには
いかないので、この頃は妻と私、子供達と食事は分けていました。
義母が妻の抗がん剤治療中は来てくれていたので
非常に助かりました。
朝夕の生野菜ジュース
妻が乳がんになるまでは、野菜ジュースを飲む習慣すら
無かったのですが、免疫力をアップするには
人参をジュースにして飲むがの良いということで
飲み始めることにしました。
ジューサーは通常のものと低速ジューサーといったものがあり
当時は低速ジューサーは韓国のヒューロム製のものぐらいしか
ありませんでした。しかもネットでしか購入出来ない。
通常のジューサーは野菜の酵素を壊してしまうので
飲むのであれば、低速ジューサーが良いということで
購入しました。
低速ジューサーについてはこちらの記事を参考にしてください。
朝、夕にコップ1杯のジュースを毎日飲んでました。
飲む直前に絞ります。
人参だけだと飲みにくいので
バナナは入れるとマイルドな味になります。
レモン、グレープフルーツを入れると
酸味が増してさっぱりした味になり
飲みやすくなります。
あと、その時に旬な果物を必ず入れたりしていました。
冬であればリンゴとか。
玄米
子供達には白米を別に炊いてましたが
妻と私は白米をやめて玄米を食べました。
それまで我が家では、炊飯器ではなく白米を
ガスコンロで炊いてました。
コンロ専用の鍋があり、その方が美味しく炊けたからです。
ただ、玄米はだめでした。
何年か使ってなかった炊飯器を出して炊きましたが
固い..
当時一番高い象印の炊飯器を購入し、玄米活性モードで炊くと
柔らかくて美味しくなりました。
ただ、炊けるまでに3時間近くかかってました。
玄米活性化とは
玄米を活性化させ栄養価を高めて炊飯する機能です。 「玄米活性」メニューを選んで玄米を炊飯すると、まず、玄米を活性化させる工程にはいり、その後自動的に通常の玄米炊飯工程に移ります。玄米を活性させる工程では、なべ(内釜)を一定の温度で約2時間維持しますので、炊き上がりまで3時間から3時間40分ぐらいかかります。 玄米が活性化することにより栄養素の一つであるギャバ(ガンマーアミノ酪酸)の量が元の玄米より増加します。また、通常の玄米炊飯に比べてやわらかく食べやすくなります。 ※ギャバ(GABA=ガンマーアミノ酪酸)とは アミノ酸の一種で、脳の血行を改善して、血圧を下げたりイライラを鎮めるなどの効果があるといわれています
当時、外食する場合はマクロビ系のお店で
食べることが多かったのですが
そこで食べる玄米がとても柔らくて美味しい。
調べてみると圧力鍋で炊いていることを知り
途中から圧力鍋を購入して玄米を炊いてました。
玄米は排出能力が高いので発がん性物質の他に
ミネラルの排出してしまうので
ミネラルの補給も忘れないようにします。
生野菜ジュースを食前に飲む習慣が良いです。
あと、玄米は必ず無農薬を選んでください。
ちなみに、玄米を食べていると便秘が改善します。
動物性たんぱく質を絶つ
肉、乳製品、牛乳、魚(赤身)は妻の食事から消えました。
本人曰く、これを辞めるのが一番辛かったようです。
肉の代わりとしては、テンペやグルテンミートを利用して
完全な肉の味にはならないけど、食べている感にはなります。
私も当時は一緒に食べてました。
マクロビ、ビーガン系のお店で食べると
どう見ても見た目は肉、味も肉っていうものが
あります。大豆系の素材を使っているんでしょうけど
味付けと調理工程に違いがあるんだと思います。
これだけは真似出来ませんでした。
ハンバーガーなんかもありますので、肉を絶つのは
非常に辛いので、慣れるまではマクロビ、ビーガン系の
お店で美味しく食べながら慣れていった方が良いです。
ケーキも乳製品は使わず、豆乳を使ったものもあり
治療中はそれを食べてました。
子供の誕生日にはケーキを予約して食べましたが
子供達は気付きませんでした。
この頃は子供達にも牛乳はやめて豆乳で料理することが
多かったです。グラタンも豆乳で作ってました。
ただ、牛乳のマイルドさは
豆乳では完全にカバーは出来ないです。
食材が高い
抗がん剤治療中は食費も食材も高くなっていきます。
負担は大きいです。
治療の方はがん保険に妻も加入していたので
それで賄うことは出来ますが、食費はかなりあがりました。
口に入れるものは以外は節約することと
無駄遣いは出来るだけしないことにしていました。
家族の健康意識
闘病生活を支えるにはその周りの家族が健康である
必要があります。私もこんなことを実践していました。
煙草
それまでは1日1箱吸ってました。
以前から禁煙したり復活したりを繰り返していましたが
妻が乳がんになってから辞めました。
自分にも良くないし、闘病中の妻には最悪ですからね。
食事療法していても家族が煙草吸っていたら
煙を吸ってしまい意味がないです。
今も継続しています。もう煙草を吸うことはないと思います。
お酒
それまでは週末は妻と晩酌することもありましたが
治療中は妻は一滴も飲まなかったです。
私も影響されて、毎日飲んでいたビールも
週に1〜2回程度になりました。
今も継続しています。
ジョギング
妻が大きな病気になったことで
意識が変わりました。
妻は私よりも8歳下です。
それまでは、何かあっても私が先に死ぬんだろうって
思っていましたが、万が一の事を考え
娘も2人いますので意識改革して
朝のジョギングをするようになりました。
これは今も継続しています。
妻の抗がん剤治療中に、母が乳がんの再発で
亡くなり辛いことが重なってましたが
朝のジョギングで精神的に乗り越えました。
ジョギングは心の病気にも効果あるんです。
いつかこれについては書こうと思います。
抗がん剤の食事療法についてはいくか本がありますので
それを読まれた方がいいかと思います。