妻の乳がんートリプルネガティブ

手術が終わってから2週間後ぐらいに

主治医からの説明に病院に妻と行きました。

トリプルネガティブ

主治医から妻の乳がんのタイプはトリプルネガティブと説明された。

トリプルネガティブは乳がんの中でも一番たちの悪いがん。

進行も早くて、転移の可能性も高く

3年以内の再発の可能性が高いと聞かされました。

5年以内に再発するとあまり状況は良くなくなるとの事。

ホルモン剤も効かないし

抗がん剤の効果もそんなに見込めないと言われました。

妻はなんとなくインターネットとかで調べていたんだろうね。

なのでそんなにびっくりもしていなかった様子。

私は主治医の説明で頭の中がさらに真っ白になっていきました。

これからが闘い

抗がん剤の治療が主治医の説明の日の

翌週から始まることになりました。

しばらく妻は入院です。

ネットで購入した低速ジューサーも手に入り

動物性タンパク質を抜いた食事と玄米を食べる習慣が始まりました。

妻は子供達のために必死に闘おうとしていました。

私もここから自分の身体のことを意識するようになった時でした。

正直それぐらいしか出来なかったのかもしれない。

ギクシャク感

この頃は仕事していてもネットでつい

トリプルネガティブの事を調べている時間が多かったような気がする。

調べれば調べる程、気持ちは落ち込んでいってました。

見なきゃいいのに。

予後良くないという情報が頭の中で空回りして

整理がつかなくて家に帰るのがしんどい時もありました。

遅くまで仕事していた時に妻からメールで

「寝れない….まだ生きていたい..」

といったメールが来る時もありました。

次女はまだ1歳半、長女だって5歳にもなっていない。

抗がん剤が始まるまでの数日の間は妻は相当苦しかったと思います。

言葉で何か伝えても、なかなか心に届かず

ギクシャクしたまま抗がん剤の治療が始まりました。


2010年12月に乳がんが発覚して今に至るまでの出来ごとを不定期で書いております。

コメントは受け付けていません。