妻の乳がんーがんには顔つきがある

妻の手術も無事終わり、術後の経過も良く
大きな痛みもなく、翌日からリハビリに励んでました。

リンパ節の切除

リンパ節を切除したことで右手があがりにくいようです。
指を動かしたり、ゆっくり右手をあげたりしていました。
リンパ節を切除するってことが最初は良く理解出来ていなかったけど
主治医の先生から言われたのは、がん細胞は血液やリンパに入り込んで
血液やリンパの流れにのって他の臓器に移動していくようです。
ようするに、転移です。
なので、リンパにがん細胞が見つかれると他の臓器への転移を防ぐために
一部を切除するってことです。
妻の場合にはリンパにもがん細胞が見つかったことで、術後にいくつかの抗がん剤を使って
完全にがん細胞を消滅させるようです。わずかでも残っていること数ヶ月、数年後に再発する可能性が高い。

がんには顔つきがある

また、がん細胞は人それぞれによって違いがあり
これを顔つきと言うようです。
妻の場合には、この顔つきの良くないがん細胞であり、3年後に再発すると
その後の生存率がかなり悪くなると言われました。

がんのステージというと
妻の場合はステージⅡのリンパ転移ありでした。がんの大きさは2cmでした。
リンパへの転移はあったけど、他への臓器転移が無かったことが救いだったようです。

この頃の子供達の様子は
長女は幼稚園の帰りに必ず病院に連れていっていました。
ただ、妻にはあまり甘えずにパパにべったりでした。
長女はママが入院して手術した時から少しずつ様子が変でした。
幼稚園は、普通にふるまっているんだけど、帰りにパパと2人になったりすると
ものすごく甘えてきました。小さいながらも無理しているんだなって。
そんな姿を見ていると何度も涙が出そうになりました。

子供達の変化

次女は、まだ1歳と2ヶ月
パパと一緒に病室に行ってもママには甘えない。入院前はべたべただったのに。
家では、パパがいないとそれだけで大泣きしている。
次女もママの前では心配かけないでいようと小さいながらも頑張っていたんだと思う。

妻が入院してからは、出来るだけ早く帰って3人でお風呂に入りました。
パパと3人でお風呂に入っている時間がこの頃は一番楽しかったんじゃないかな?
私も一日のうちでで一番リラックス出来る時間でした。

不安はつのる

妻が入院して子育ての負担が大きかったけど、逆に子供がいたことで何度も救われました。
夫婦2人きりだったら、1人になった時の不安は大きかったんじゃないかと思う。
病気になると本人が一番辛いはずだけど
それを支える家族の負担もそれなりに大きいです。
金銭的な問題もあるし、精神的の問題もあります。後者が一番大きいかもしれません。
特に妻や夫が病気にあった場合には、そう感じます。
金銭面は夫が入院してしまった場合にはあるかもしれませんが
妻の場合にはがん保険にも入っていたことで金銭面での不安はかなり補うことが出来ました。

精神的な問題は、やはり何かあったらという不安が一番大きい。
がん=死ってどうしても考えてしまう。
この頃は、妻がいなくなったらどうするか?子供達をどう育てていくか
なんてことを考える時間が多かったと思う。
妻の前では冷静を保ちつつ、闘病中の妻を精一杯支援して
夜一人になって、ふと考えると不安に襲われる。
子供達の寝顔を見てこの子達は絶対に何があっても
育てなくてはいけないなんて、使命感と不安感と
そんな繰り返しの日々でした。


2010年12月に乳がんが発覚して今に至るまでの出来ごとを不定期で書いております。

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