最強力粉のスーパーキングを購入して原材料を見ていたら
小麦以外に粉末麦芽、増粘剤(アルギン酸)が含まれていることを発見しました。
今まで強力粉を使っていましたが、小麦しか含まれていないかったはず..
2種類の強力粉を比べてみた。
こちらは最強力粉のスーパーキング
粉末麦芽、増粘剤(アルギン酸)が含まれている。
こちらは強力粉の春よ恋い
小麦以外は含まれていない。
調べてみると、最強力粉のゴールデンヨットにも増粘剤が含まれている。
スーパーキングは日清製粉
ゴールデンヨットは日本製粉が出しているブランドのようです。
日本製粉のホームページにゴールデンヨットの特徴について記載された
ページがありました。
カナダ産とアメリカ産の小麦をブレンドした、たんぱく値の高い強力粉に
パンの風味やボリュームを高めるためにモルトフラワー、グアーガムなどを
添加している最高級品質の強力粉です。
食パンなどはもちろんのこと、レーズンやナッツ等を加えた時にも膨らみを助け
通常の強力粉に2~3割混ぜて使用するだけでも品質が大幅にグレードアップします。
- モルトフラワー
・・・パン生地の伸びを良くし、風味を高めます。 - 増粘剤(グアーガム)
・・・パンの保水力を高めて、パンの柔らかさを長持ちさせます。 - ビタミンC
・・・グルテンを強くして、パンのボリュームを高めます。パン生地をひきしめる(ダレないようにする)効果もある
パンの保水力を高めて、パンを柔らかさを長持ちさせるために入っているということですかね。
たしかに2日目に食べてもふんわりしていました。
気付いたことですが、この2つに使われている増粘剤は
・アルギン酸
・グアーガム
といった2種類があることを知りました。
増粘剤とは?
そもそも増粘剤とは何なんでしょう?
増粘剤の種類として
・アルギン酸
・グアーガム
といったものがあるようです。
アルギン酸
アルギン酸の専業メーカーの「キミカホーム」という会社があります。
その会社のホームページにアルギン酸について記載がありました。
アルギン酸は、コンブ、ワカメに代表される褐藻類に特有な天然多糖類です。
含有量は乾燥藻体の30%〜60%を占めいわばコンブやワカメの主成分で、天然の食物せんいです。
小麦粉の添加物のアルギン酸は品質改良剤として利用されているようです。
アルギン酸は、食品分野では麺やパンなどの小麦粉製品に対する品質改良材として利用されています。
小麦粉生地にアルギン酸を加えると、生地に適度な保水性が付与されるので、麺やパンにソフトな食感をもたらします。
ここまで見る限りでは特に気にするような添加物ではないようです。
グアーガム
三晶株式会社といった専門商社の会社にグアーガムについて記載がありました。
グァーガム(Guar Gum)は、パキスタン・インドで栽培されている
一年生植物 グァー(学名 Cyamopsis tetragonolobus) の種子から得られる多糖類で、主成分はガラクトマンナンです。
こちらも天然のようです。だからといって安心かどうは詳しく調べないとわかりませんが
今回はそれが目的なく、増粘剤は何なのか?なのでそこまでは調べません。
目的は、アルギン酸と同様の保水性の向上のようです。
結論
スーパーキング、ゴールデンヨットに含まれている増粘剤は
パンの柔らかさを長持ちさせるために入っているということのようです。
この2つの小麦粉は外国産を利用しています。
北海増産のゆめちからという強力粉がありますが
こちらは吸水の多いのが特徴のようでもちもち感があるようです。
タンパク含有量は12.9%と他の強力粉よりは若干多めですが
最強力粉には入らないです。
それにしても強力粉にもたくさんの種類があって
特徴もさまざまでですね。パン作りは奥が深いです。