川の道マラソンに落選しました

毎朝10kmと週末の土日は20kmずつ走っているのですが

年に数回、気に入ったレースだけは参加しています。

その中1つで超がつく、変態マラソン大会があります。

日本横断 川の道マラソン

その名も「川の道」マラソン

距離はなんと520kmです。

フルマラソンは42kmちょいですから、その12倍以上の距離を

5月のゴールデンウィークに走り通します。

制限時間は132時間です。

スタートは、葛西臨海公園から新潟港近くのホンマ健康ランドまでになります。

参加者出来るのは、125名

全国からド変態ランナーが集まってきます。

フルマラソンのように5kmごとに食事や飲み物を提供してくれるエイドは

ありません…

ただ、コンビニはどこにでもあるので現地で調達します。

まぁ、無い区間が20-30kmとあったりはしますが..

眠くなったらどこでも寝ます。誰もいない山の中で寝ている人もいますし

無人のフード付きのバス停などで寝たりとハイキング気分です。

ただし、520kmのコースに3カ所だけレストポイントといって

寝る場所があり、そこで最低でも2時間以上は休まなければいけません。

旅館やホテルが使われます。

参加費用は¥36,000円とマラソン大会では高価な方です。

大会名 距離 参加費 1kmあたりの単価
東京マラソン 42.195km ¥10,800 ¥255.9
川の道フル 520km ¥36,000 ¥69.2

こうやって比較すると東京マラソンよりも1kmあたりの単価は安いです。

1/3の費用になります(笑

川の道にはフルとハーフという距離があります。

種類 距離 制限時間 スタート/ゴール
フル 520km 132時間 葛西臨海公園〜ホンマ健康ランド
ハーフ 254km 58時間 長野県小諸市(小諸グランドキャッスルホテル)

ちなみに、男性しか参加していないんじゃないか?って思われますが

結構女性ランナーも参加しています。

夜は男性ランナーと伴走するというルールがあります。

女性の方が持久力があるという意見もあります。

参加資格

誰でも走れるマラソン大会ではありません。

3年以内の200km以上のレースの完走経験が必要になります。

なかなか国内に200kmを超えるレースってそうないんですよね。

200km以上を超えるレースはこんな感じしょうかね。

大会名 距離
川の道ハーフ 254km
小江戸大江戸 200km
萩往還250km 250km
佐渡島エコジャーニー 208km

私は2016年に川の道ハーフを完走しました。

 

落選

2016年に川の道ハーフを完走したので

今年のゴールデンウィークの川の道フルにエントリーして当選し

走る予定でした。

しかし仕事の都合でゴールデンウィークの5/1〜5/2が休めず

結局スタート位置に立たずにリタイヤしました。

なので、来年は絶対に強制的に休んで走る意気込みでエントリーしたのですが

なんと..落選

優先枠エントリーをしたのですが、前回の大会をキャンセルしているということで

一般枠からのエントリーに変更になりました。

一般枠は優先枠エントリーで定員数が残れば抽選になります。

優先枠で埋まると落選。

今回は後者のケースで優先枠で定員オーバーとなりました。

常連が多いってことなんですよね。

非常に残念です。

仕方ないので、来年のゴールデンウィークは東京から諏訪湖まで走ろうと思います。

200kmちょっとぐらいはありそうなので、それで満足します。

一人旅ランも結構好きですから。

 

川の道ハーフを完走した感想

2016年に川の道ハーフを完走しました。

この写真は、小諸からスタートして長野の善光寺手前だから

60kmぐらいしか走っていないので元気です。

254km走ったゴールはこうなります。

ボロボロです。

でも、今まで味わったことがないぐらいの感動を手に入れました。

まだまだ、自分でもやれば出来るじゃないか!

って感じましたね。

左足は長岡辺りで痛みが出て

膨らんでしまい、固定しながらゆっくり走って

制限時間5分前ぐらいにゴールしました。

このレース出ている人は結構幻覚症状を見る人が多いですが

私も途中誰もいない無人のフード付きのバス停で

寝ている時に誰かに話し掛けられました。

それだけ極限状態まで追い込まれているからだと思います。

その倍のハーフはどうなるのか?楽しみだったんですけどね。

足はこんな状態になってしまいます。

足首無いです。

まるで象の足みたいです。

新潟から帰ってくるのが大変でした。

バスが安くて良かったのですが、バスの入り口の階段が

登れないので新幹線に変えたぐらいです。

200km以上の大会になると足の浮腫み多くなるので

1サイズ大きいシューズを履くランナーも多いようです。

途中で浮腫んで履けなくなってシューズの先を切ったりする

ランナーもいたり..

まぁ、皆さん変態です。

 

長距離ランの魅力

やはり、極限まで自分を追い込んでそれを達成させた時の

感動を味わいたいのが一番でしょうか。

あとは、いろいろと生きていく中で辛いことや悲しいこと

たくさんあります。

そんな事を長い距離のランの中で思い出しながら

極限状態でさらに苦しくなっていく中で

それを乗り越えて、その先に進む力を養う感じでしょうか。

人生は山あり谷ありですから

長距離のマラソンは辛いですが

いろいろと自分の人生振り返りながら

前進する力をもらえます。

完走出来なくても挑戦したことに異議があります。

また来年にエントリーしたいと思います。

 

 

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